ORBIT 太陽系の旅

天文現象ガイド Sky Events

天文現象

空で定期的に起こることの多くは、前もって知ることができます。

流星群、合、衝、最大離角、月相、日食と月食。よくある天文現象について、起こる仕組みと周期、観測の要点をまとめました。

収録している現象
20
現象の分類
5
観測のしやすさ
主に肉眼

01 / Meteor showers

流星群

流星群は、彗星や小惑星が軌道に沿って残したダストの帯です。地球は毎年ほぼ同じ日付に同じ帯を横切り、ダストは秒速数十キロで大気に突入し、高度約 80〜120 km で蒸発して光ります。ダストの軌道は互いに平行なので、遠近効果によりすべての流星が天球上の一点から放射状に飛ぶように見えます。流星群がその放射点のある星座の名で呼ばれるのは、このためです。

02 / Planetary aspects

惑星の位置関係

惑星がいつ見えるか、どれだけ明るいか、照らされた面のどこがこちらを向くかは、その惑星と地球と太陽の位置関係で決まります。合、衝、最大離角、日面通過、掩蔽は、いずれもこの幾何学的な配置の特別な瞬間を指す言葉です。

03 / The Moon

月と月相

月相は太陽・地球・月の位置関係をそのまま映したもので、地球の影とは関係ありません。ひと朔望月のあいだ、私たちは月の照らされた半球のうち見える割合の変化を追っているだけです。さらに月の軌道は真円ではないため、距離の変化が満月の大きさと明るさも変えます。

04 / Eclipses

日食と月食

太陽・地球・月がほぼ一直線に並ぶと、一方の天体の影がもう一方に落ちます。月の軌道は黄道に対して約 5° 傾いているため、食は交点の近くでしか起こりません。観測台の「天象シミュレーション」が今後の日食・月食を順に並べられるのも、この規則性があるからです。

05 / Sun and Earth

太陽と地球

地球自身の運動もまた、繰り返し訪れる天文現象を生みます。地軸の傾きは昼夜の長さと南中高度の年変化を決め、楕円軌道は太陽との距離を一年のうちに増減させます。この二つは混同されがちですが、前者は四季を、後者は太陽面の見かけの大きさを左右しているだけです。