- 水星の最大離角
- 約 18°〜28°
- 金星の最大離角
- 約 45°〜47°
- 東方最大離角
- 日没後の西の低空
01 / 現象の概要
最大離角を知る
水星と金星は地球の内側を回るため、地球からは常に太陽の近くを行き来しているように見えます。その振れ幅が最大になるときが「最大離角」です。東方最大離角では日没後の西の低空に、西方最大離角では日の出前の東の低空に姿を見せます。
なぜ水星は見つけにくいのか
水星の最大離角は 18°〜28° しかなく、いつも薄明の中の低空にとどまり、大気による減光も強く受けます。金星は約 47° まで離れ、暗い空に数時間とどまることができます。「明けの明星」「宵の明星」として親しまれてきたのは、そのためです。
最大離角と満ち欠け
内惑星にも満ち欠けがあります。最大離角のころ、望遠鏡では半月状に見えます。内合に近づくほど地球との距離は縮んで見かけは大きくなりますが、照らされた部分は細くなり、最後は細い鉤のような姿になります。
02 / 主要データ
主要パラメータ
- 水星の最大離角
- 約 18°〜28°
- 金星の最大離角
- 約 45°〜47°
- 東方最大離角
- 日没後の西の低空
- 西方最大離角
- 日の出前の東の低空
- 起こる頻度
- 水星は年に数回、金星は約 19 か月ごと
データと計算について
活動期間・極大日・出現数はいずれも複数年の平均値で、実際には年ごとに多少異なります。観測を計画する際は、その年の予報をご確認ください。
03 / 観測のヒント
どう見るか
- 日没後、あるいは日の出前の 40 分ほどが狙い目です。地平線が開けた場所を選びましょう。
- 金星は −4 等に達し、昼間でも望遠鏡なら見つけられます。
- 太陽が地平線の上にあるうちは、決して光学機器で探さないでください。
04 / 出典