地球型惑星 VENUS
金星
地球に似た大きさ、まったく異なる環境
地球に近い大きさですが、厚い二酸化炭素の大気に包まれています。強い温室効果により、惑星で最も表面が高温になっています。

- 平均半径
- 6,051.8 km
- 太陽からの平均距離
- 0.723 AU
- 公転周期
- 224.701 日
01 / 概要
金星を知る
金星は地球と大きさが似た岩石惑星ですが、厚い二酸化炭素の大気に覆われ、表面は非常に高温です。明るい雲は明け方や夕方の空で目立つ一方、下の地形を隠しています。地球との比較から、大気が惑星環境を大きく変えることが分かります。
雲の下に広がる温室の世界
硫酸の雲があるからといって、金星は穏やかな世界ではありません。厚い大気は熱を閉じ込め、地表の気圧も地球の海面よりはるかに高くなります。可視光で見えない地面を調べるため、マゼランなどはレーダーで地形を測りました。雲の画像と地表地図は、同じ惑星の異なる層を示しています。
逆向きの自転と宵の明星
金星は多くの惑星とは逆向きに、非常にゆっくり自転し、その恒星自転周期は公転周期より長くなります。地球より内側を公転するため空では太陽から大きく離れず、日の出前や日没後によく見えます。太陽・金星・地球の位置関係によって、望遠鏡では満ち欠けも見られます。
02 / 主要データ
主要パラメータ
- 平均半径
- 6,051.8 km
- 太陽からの平均距離
- 0.723 AU
- 公転周期
- 224.701 日
- 自転周期
- 243.03 日
- 天然衛星
- 0
- 質量(概算)
- 4.867 × 10²⁴ kg
- 平均密度
- 5.243 g/cm³
- 赤道の重力加速度
- 8.87 m/s²
- 脱出速度
- 10.36 km/s
- 直径(平均半径より)
- 12,103.6 km
- 軌道離心率(概算)
- 0.0068
- 軌道傾斜角(概算)
- 3.39 °
- 自転の方向
- 逆行
データと計算について
半径は平均値です。軌道データは天体の大きさと運動を説明するものです。
03 / 関連知識
さらに詳しく
大気と地表6
金星の大気は主に二酸化炭素で、強い温室効果によって表面が非常に高温です。
金星の表面気圧は、地球の海面気圧の90倍以上あります。
金星の厚い雲には硫酸の液滴が含まれ、地形を覆い隠しています。
金星と地球の直径は近いですが、表面環境は大きく異なります。
マゼランはレーダーで雲を透かし、金星表面の大部分を地図にしました。
金星には既知の天然衛星がありません。
時間と軌道14
金星の恒星自転周期は、太陽を一周する公転周期より長くなっています。
金星は逆行自転します。もし雲越しに太陽が見えれば、西から昇るように見えます。
平均距離で考えると、太陽光が金星に届くまで約6.0分かかります。
金星の1年は、約0.62地球年に相当します。
金星の恒星自転周期は約5832.6時間です。
本サイトの軌道要素では、金星の近日点の太陽からの距離は約0.72AUです。
本サイトの軌道要素では、金星の遠日点の太陽からの距離は約0.73AUです。
平均距離の円軌道で近似すると、金星の公転速度は約35.0km/秒です。実際の速度は軌道上の位置で変わります。
楕円軌道では太陽は焦点の1つにあり、楕円の幾何学的な中心ではありません。
同じ楕円軌道では、天体は通常、太陽に近いほど速く動きます。
離心率が0なら円です。1に近づくほど楕円は細長くなります。
恒星日は遠い恒星を基準にし、太陽日は太陽が同じ子午線に戻るまでの時間です。
軌道傾斜角には基準面が必要です。太陽系の惑星では地球の軌道面をよく使います。
太陽系は静止した平面図ではなく、惑星は基準の軌道面の上下にも移動します。
大きさと観測10
「明けの明星」と「宵の明星」はどちらも金星で、明け方と夕方に見える姿を指します。
望遠鏡で見る金星には、月のような満ち欠けがあります。
金星の平均直径は約12,103.6kmで、平均半径の2倍です。
球と近似すると、金星の赤道一周は約38,025kmです。
金星の平均半径は、地球の約0.95倍です。
平均半径から計算すると、金星の体積は地球の約0.857倍です。
自転軸の傾きは各緯度への日光の当たり方を変え、季節を生む重要な要因になります。
肉眼で見る惑星の輝きは、主に反射した太陽光です。
表面重力には質量と半径の両方が関わり、大きな天体ほど強いとは限りません。
望遠鏡は光が天体を出発した時の姿を見せます。通常、遠いほど光が届くまでの時間も長くなります。
04 / 出典
