ORBIT 太陽系の旅

惑星の位置関係 Conjunction

合

隣り合って見えても、実際は数億キロの隔たり

天球上ではほとんど接するほど近づきますが、実際の距離は遠く離れたままです。

3D観測台で見る
位置関係
二つの天体の黄経が等しい
よくある種類
惑星と月の合、惑星どうしの合、内惑星の内合・外合
木星と土星の合の周期
約 20 年

01 / 現象の概要

合を知る

二つの天体の黄経が等しくなることを「合」といいます。ほぼ同じ視線方向に並ぶため、満月の見かけの幅より近く見えることもありますが、これは投影による効果にすぎません。惑星と月の合では、月は 38 万 km 先、惑星はたいてい数億 km 先にあります。

よく見られる合の種類

最も多いのは惑星と月の合で、月は毎月どこかの惑星のそばを通ります。惑星どうしの合はずっとまれで、木星と土星の「グレートコンジャンクション」は約 20 年に一度。2020 年のときは離角がわずか約 0.1° まで縮まり、肉眼ではほぼ一点に見えました。内惑星にはさらに、太陽の向こう側で起こる外合と、手前で起こる内合があります。

合を見る価値はどこにあるか

合は、明るさも色も異なる二つの天体を同じ視野に収めてくれます。同時に、それはスケールの授業でもあります。同じように明るい二つの光点のうち、一方は地球・月系の内側にあり、もう一方は木星軌道のはるか外側にあるのですから。

02 / 主要データ

主要パラメータ

位置関係
二つの天体の黄経が等しい
よくある種類
惑星と月の合、惑星どうしの合、内惑星の内合・外合
木星と土星の合の周期
約 20 年
2020 年の木星・土星の離角
約 0.1°
起こる頻度
通年・不定期
データと計算について

活動期間・極大日・出現数はいずれも複数年の平均値で、実際には年ごとに多少異なります。観測を計画する際は、その年の予報をご確認ください。

03 / 観測のヒント

どう見るか

  • 合の前後数日も見どころです。離角は日ごとに変わります。
  • 太陽に近い合は薄明の中でしか見られません。太陽そのものを視野に入れないよう注意してください。
  • 双眼鏡や低倍率の望遠鏡なら、両方を同じ視野に収められることがよくあります。

04 / 出典

信頼できる出典

NASA Science — SkywatchingNASA Science — What's Up