ORBIT 太陽系の旅

日食と月食 Lunar eclipse

月食

地球の半分が同時に見る食

月が地球の影に入る現象。夜側の半球すべてから同時に見られます。

3D観測台で見る
成立の条件
満月で、月が黄道の交点近くにあること
見える範囲
地球の夜側すべて
皆既食の段階
最長で約 100 分

01 / 現象の概要

月食を知る

月食が起こるのは満月のうち、月が黄道の交点近くにあるときです。日食と違って地球の影は十分に大きく、月が本影に完全に入るまで 1 時間以上かかります。しかも夜側にいる人は全員が同じ現象を同時に見られ、細い帯まで出向く必要がありません。

赤い月になる理由

皆既中でも月は完全には消えません。地球の大気の縁をかすめた太陽光が本影の中へ屈折し、その途中で青い光が散乱されて、残った赤い光が月を暗い赤に染めます。これは地球上のすべての日の出と日の入りを、同時に月面へ投影しているようなものです。

半影食・部分食・皆既食

月はまず半影に入りますが、暗くなり方はごくわずかで肉眼では気づかないこともあります。続いて本影に入ると部分食となり、本影に完全に入れば皆既食です。半影月食には本影の段階がないため、食分を語ることもできません。

02 / 主要データ

主要パラメータ

成立の条件
満月で、月が黄道の交点近くにあること
見える範囲
地球の夜側すべて
皆既食の段階
最長で約 100 分
観測の安全性
肉眼でそのまま見て問題ありません
起こる頻度
年に 0〜3 回
データと計算について

活動期間・極大日・出現数はいずれも複数年の平均値で、実際には年ごとに多少異なります。観測を計画する際は、その年の予報をご確認ください。

03 / 観測のヒント

どう見るか

  • フィルターは不要で、双眼鏡があれば赤の濃淡まで見分けられます。
  • 皆既中は空が暗くなるので、月の近くの暗い星を観察する好機です。
  • 観測台の「天象シミュレーション」は、月食ごとの各接触時刻を示します。

04 / 出典

信頼できる出典

NASA Science — EclipsesNASA — Eclipse Web Site