- 活動期間
- 12 月 28 日〜1 月 12 日
- 例年の極大
- 1 月 3 日ごろ
- 理想条件での ZHR
- 約 110
01 / 現象の概要
しぶんぎ座流星群を知る
しぶんぎ座流星群は毎年 1 月初めに極大を迎え、出現数はペルセウス座群やふたご座群に並びます。それでも見逃されがちなのは、ピークが数時間しか続かず、時間帯がずれるとまばらな流星しか残らないからです。放射点はうしかい座北部にあり、そこはかつて廃止された「壁面四分儀座」の領域でした。流星群はその旧星座の名を今も残しています。
門のように狭い極大
多くの流星群ではダストの帯が十分に広く、地球は一〜二日かけて通過します。しぶんぎ座群の帯は細く、極大の前後 6 時間で出現数は半減します。そのため同じ年でも、ある経度では流星が空を埋め、地球の反対側ではほとんど何も見えません。出かける前に、その年の極大時刻の予報を確かめておく価値があります。
活動を終えた彗星
母天体は小惑星 2003 EH₁ とみるのが一般的です。その軌道は 1490 年に記録された彗星と一致しており、揮発性物質を使い果たした枯渇彗星核である可能性が高いとされます。こうした天体は、彗星と小惑星のあいだに明確な境界線がないことを教えてくれます。
02 / 主要データ
主要パラメータ
- 活動期間
- 12 月 28 日〜1 月 12 日
- 例年の極大
- 1 月 3 日ごろ
- 理想条件での ZHR
- 約 110
- 母天体
- 小惑星 2003 EH₁
- 起こる頻度
- 毎年 1 月初め
データと計算について
活動期間・極大日・出現数はいずれも複数年の平均値で、実際には年ごとに多少異なります。観測を計画する際は、その年の予報をご確認ください。
03 / 観測のヒント
どう見るか
- 極大は数時間しか続きません。出かける前にその年の予報時刻を確認しましょう。
- 放射点は深夜以降に高くなり、夜明け前の数時間が最も有利です。
- 1 月の夜は冷えます。望遠鏡よりも防寒具のほうが大切です。
04 / 出典