ORBIT 太陽系の旅

月と月相 Blue moon

ブルームーン

色を意味しない名前

色とは無関係の暦の偶然。ある期間に一度多く訪れる満月のことです。

3D観測台で見る
一般的な定義
ひと月のうち 2 回目の満月
古い定義
ひとつの季節に 4 回ある満月の 3 回目
出現頻度
平均して 2.7 年に一度

01 / 現象の概要

ブルームーンを知る

「ブルームーン」はふつう、ひと月のうちに 2 回目に訪れる満月を指します。朔望月は多くの月より 1〜2 日短いため、この偶然は平均して 2.7 年に一度ほど起こります。より古い定義は農事暦に由来し、ひとつの季節に満月が 4 回あるとき、その 3 回目をブルームーンと呼びました。

二つの定義の由来

季節による定義のほうが古く、月ごとの定義は 1946 年の雑誌記事が旧来の暦を読み違えたことに始まります。それが広く伝わって定着しました。どちらも暦の偶然にすぎず、月そのものの状態とは関係ありません。

本当に青く見える月

月が本当に青く見えることはまれにあります。大気中に 1 マイクロメートルほどの粒子が漂うとき——1883 年のクラカタウ火山の噴火や大規模な森林火災の後など——赤い光が優先的に散乱され、月は淡い青みを帯びます。これは「ブルームーン」という呼び名とはまったく関係がありません。

02 / 主要データ

主要パラメータ

一般的な定義
ひと月のうち 2 回目の満月
古い定義
ひとつの季節に 4 回ある満月の 3 回目
出現頻度
平均して 2.7 年に一度
色との関係
まったくない
起こる頻度
平均して 2〜3 年に一度
データと計算について

活動期間・極大日・出現数はいずれも複数年の平均値で、実際には年ごとに多少異なります。観測を計画する際は、その年の予報をご確認ください。

03 / 観測のヒント

どう見るか

  • 空に見えるブルームーンは、ふつうの満月とまったく変わりません。
  • 月ごとの定義では、2 月にブルームーンが起こることはありません。
  • 本当に青い月を撮るのに必要なのは、暦ではなく火山灰や煙です。

04 / 出典

信頼できる出典

NASA Science — Moon PhasesNASA Science — Skywatching